再び弱音を吐く
身体の状態を良くしようというのは健常な人でも普通に思うこと。不自由な状態になっている人はそれ以上の努力をしないといけないのは当然のことなのだろう。
とは言いながらルーティンのジムでの筋トレはやっているものの最近は何か特別なことをやっていない。反省すべきことだが、特に不調を感じていないからだろうか。
不思議なことに不自由な状態であっても時間が経過すると慣れてくる。
受傷後からある両手の痺れなどはその代表的な事柄か。ずっと痺れている。これがどうにかならないのかと当初は気が狂うくらい悩んだ。痺れているがゆえにモノを掴むとかの基本的な機能も劣る。手は他に代わる機能がない。何よりも手で触る感覚が生活には重要だ。
よく人に「思いっきりテーブルに10回手を叩きつけて氷水に30秒漬けた状態」と説明していた。
じゃあそれが今はどうかというと変わらない状態の痺れがある。ただ感覚は違う。
慣れたのだ。じっと考えないと痺れている実感はない。
手をつかわないと生活はできないが、使うたびに痺れていることを思ってイライラしていても仕方ない。手を使って自分のやることを実施しないといけない。
キーボードを打つ、新聞紙をめくる、シャツのボタンを留めるといったことをするには痺れというよりもどううまく指を使えるかということが大事。
痺れただけでなく指を思い通りに動かすということができなかった。痺れを気にするより動かす方が重要だ。
左の人差し指が思い通りに動いてくれない。
特にシャツのボタンの開け閉めは時…