身体におきる不具合は想定内になったか。
先週強く感じた両手の痺れも慌てることはないことを知っている。低気圧の到来に過ぎないのだ。不調になる理由を知っていたら何も怖いものはない。
一昨日は寒い朝だった。といっても7℃程度だが。
身体は反応した。寒いと震えて体内を温めようとする本能、大きな震えとなってしまい自分では制御できないのだ。
それとともに身体の一部が硬直して自分の意志の通りに動かせない。多くは元々の麻痺側である左側の腕や脚に症状が出る。右半身はコントロールできるようだ。
これまで何度も起きていることだ、しばらくすると回復するのだがその回復させ方もなんとなくだが判ってきた。
身体を動かすことはいつも自分の身体が機械というイメージだ。
電源がありコードを通って各部分を動かしている。
自分の場合は頚髄の損傷だから、主電源は入る(脳の命令)もののコード(神経)が断線などの不具合で十分な電力を送り込めない。末端の動くパーツも動かないままの部分は少しさび付いている。
寒くて激しい震えをコントロールできない時のイメージは過電流。
溢れるほどの電気が流れて末端が激しく動く。これを制御するには主電源を切るしかない。
固まって動かない箇所にはうまく電気を届けないといけない。動かし方の制御プログラムを何度も思い起こしながら。そんなイメージで考えると脳が落ち着いてくる。
寒いと脳もパニックになっているのだ。身体をまず温めろと。うまく身体を動かすのはそれからだというのが本能なのだろうか。
一昨日の寒い日はスーパーで買い物をしている時も影響した。冷蔵食品の前は寒いのだ。十分に身体が温まっていなかったためにカートを押しても左足がうまく動かなかった。しかし買うものを考えたりしているうちに正常になる。他のことに脳の意識を向けることは重要だ。
これは自分の感覚で思っていることだ。何のエビデンスもない。
ただ要因と結果を常に考えて受傷後のリハビリを進めてきた自分にとって解りやすく考えることが大事であり、そう考えることで不具合を解消する手立てが見つかる。
右脚はずっと同じ箇所に神経痛を感じている。押せばイタ気持ち良いといった感覚の場所。そこはどうやっても変わらない。ならばそんなものだと思うしかない。
気が付かないうちに神経痛が無くなった箇所もたくさんある。もう長い目で見るしかないのだろう。
しばらく書いていなかったが、手のグーパーはずっと続けてやっている。抵抗の強い湯船の中で。
何のためにやっていたかというと、左手の人差し指が伸ばしにくいから。結ンデ開イテをすると人差し指だけが伸びるのが遅い。
左手首や指は冷感を感じて冷たかったりと頚髄損傷によくある影響を受けていた。
左手の指も曲げ伸ばしが十分にできるようになったのは遅かった。その中で人差し指は一番不自由な指だ。今でもキーボードでは左人差し指を使っていない。
それが他の指とほぼ変わらないスピードで伸びるようになった。ここ最近の話。11年近くかかった。
かといって何か力を使うようなことはまだ不自由だ。
次はキーボードで少しづつ使っていこうと思っているが、左の人差し指をどう使っていたかが思い出せない。
明日から東京。酒や食はリハビリに要する時間は必要なく、今でも健常な人以上だ。
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